2020年4月14日 / 最終更新日時 : 2020年5月10日 caz81 読書 人間の芯にあるもの、1Q84 窓の外から無邪気な子ども達の叫び声が聞こえる。今日は風が強いが太陽に当たれば暖かい。きっと外で元気よく走り回っているんだろう。昨日の雨は久しぶりの本降りだった。厚手の上着を着て食材を買いに傘を持って出掛けた。最近はいつ […]
2020年4月13日 / 最終更新日時 : 2020年5月10日 caz81 読書 邂逅の兆し、1Q84 少年は少女が握った手の感触をずっと覚えていた。彼女は彼を愛すると決めた日のことをずっと覚えている。別々の場所で、交錯するとは思えない別々の人生を生きる2人。しかし運命は確実に彼らを手繰り寄せていた。2人も気付かない形で […]
2020年4月12日 / 最終更新日時 : 2020年5月10日 caz81 読書 前兆と運命、1Q84 文庫本はあまり好きじゃない。ハードカバーの方が個人的な所有欲を満たしてくれる。文庫本を好まない理由はそれだけ。電車で出掛けたり、車に乗って移動した先では、文庫本は鞄への収まりがいいから便利なのは重々肌身に感じている。本 […]
2020年4月11日 / 最終更新日時 : 2020年5月10日 caz81 読書 初めての「雪国」 昭和に発行されたとは思えない鮮やかで幻想的な表現、というのが川端康成の小説「雪国」を初めて読んだ僕の印象だ。最近の小説と比べると少し読みにくい部分もあるが、それでも小説自体は長くないので1日あれば読み切ることは難しくな […]
2020年4月8日 / 最終更新日時 : 2020年5月10日 caz81 読書 「セロ弾きのゴーシュ」 「ありがとう」を言う時、そこには壁という概念は失くなるんだと感じた。それが人と動物であったとしても。宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」を読んだ。実は今まで一度も読んだことがなく、どんな話なのか全く想像が付かなかった。さえ […]
2020年4月7日 / 最終更新日時 : 2020年5月10日 caz81 読書 山猫軒 男達は森の中を彷徨っている。一緒に連れて来た2匹の犬は泡を吹いて死んでしまった。その割には呑気に帰りの話をしている。せっかくの狩りも獲物が見当たらないのでは仕方ないと。死んでしまった犬の損得勘定をしながら、空きっ腹を満 […]
2020年4月6日 / 最終更新日時 : 2020年5月10日 caz81 読書 「やまなし」 プールの底に仰向けで潜って静かに手足を広げている。手は八の字に動かして身体が浮き上がらないようにする。口の中に目一杯空気を溜め、短く強く吐く。玉を口の中で作ってそのまま外に出すイメージ。空気玉がその輪郭を揺らしながらゆ […]
2020年4月5日 / 最終更新日時 : 2020年5月10日 caz81 読書 「よだかの星」 鳥達から蔑まれ恐れられた1羽のよだかは、空高く舞い上がって星になろうとした。宮沢賢治の童話集に収められた「よだかの星」。僕が購入した童話集は文庫本サイズで持ち運びしやすく、童話なのであっと言う間に読み終えてしまう。童話 […]
2020年3月24日 / 最終更新日時 : 2020年5月10日 caz81 読書 運命の一冊は、変わり続ける 1冊の本が僕の人生を変える。そんなことは、ない。正確に言うなら、運命とでもいうべき1冊の本が何であるかは、常に変わり続ける。本を読む年齢や環境で、知りたいことや解決したいことは違うからだ。生きていく為の黄金律が書かれた […]
2020年3月15日 / 最終更新日時 : 2020年5月10日 caz81 東京 「アンダーグラウンド」、僕の一部 「いってらっしゃい」と送り出す。その言葉が、大切な人と交わす最後の言葉になるかもしれない。「もし自分がいなくなったら」と冗談混じりに告げたら、もう2度とその手に触れることはないかもしれない。これを書いている僕にだって、 […]