手羽中辛つけ麺

 つけ麺は食べ応えがあって時々食べたくなる。数える程しかお店で食べた事はないから、本当はどこかに自分の舌にぴったり合うつけ麺があるのかもしれない。今のところはお気に入りと言えるメニューがないので、自分で作ってしまえと買い物に出掛ける。安い値段で髪の毛をすっきりしてもらった足でサンダルを買い、そのままスーパーに直行した。昨晩から突然降り出した雨は、太陽の光が照らして地表の熱を奪いながらどこかに去っていく。おかげで日陰にいれば涼しいと感じるくらいだったのだけど、影ばかりは追い続けられない。

 つけ麺の材料(2人分)

・太麺

・手羽中

・ニンニク

・鶏ガラスープの素(顆粒タイプ)

・岩塩

・豆板醤

・出汁昆布

・鰹節

①水800mlに出汁昆布を30分くらい浸けておく。火を付けて沸騰する直前になったら昆布を取り出して、鰹節を一掴み投入する。2分くらい沸騰させたら火を止めて1分そのまま放置する。網で鰹節を残らずすくいとっておく。鶏ガラスープの素を小さじ9杯入れて溶かす。豆板醤も一緒に投入するが量はお好みで。ちなみに今日は小さじ1杯弱を入れて結構辛かった。辛い料理が好きな人はちょうどいい量かもしれない。

②フライパンを温めてごま油を適量入れる。手羽中の皮面を下にして焦げ目が付くまでしっかり火を通す。皮が焦げ茶色になったら先ほど作っておいたスープに入れる。フライパンに残った油で、今度は皮を向いたニンニクを炒める。個数はお好みで。僕は好物なので合計10粒くらい入れた。ニンニクの表面がこんがりしてきたら、これも先程のスープに投入する。

③具材が入ったスープを弱火にして温める。沸騰したら火を止めてしばらく放置する。時々火を付けてスープが冷めないように保つ。最後に岩塩を適量加えて味を整える。つけ麺なので、味見をして少し濃い目になるぐらいが美味しい。麺は購入したパッケージに書かれている茹で時間よりも少し短めに茹でる。個人的に硬めが好きだが、実際に作る時にはそれぞれ調節すればいい。茹で上がった麺をザルに開けて軽く水洗いして盛り付けたら完成だ。薬味としてネギを刻むと、鶏肉との相性がいいのでお勧めする。

 味付けの分量は細かく計っていないので、少し濃い目の味という事だけを念頭に作った。美味しいと思える料理は探せばいくらでもあるとは思うけど、食べて満足出来る料理というのは案外少ないのではなかろうか。お店に出掛ければ後片付けもしなくていいし楽な部分は確かにあるのだけど、毎回払った値段に見合う体験が出来るとは限らない。一時期は家で自炊をあまりせずに外に食べに出掛ける事を繰り返していた。作り出してしまえば、途中で投げ出すわけにはいかない。そして投げ出さずに作ってみると意外と美味しい。作る度に美味しくなっていく。

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