200g

 子育てに追われていて筋トレがしばらくできていなかった。子育てに追われていても時間は何とか作れたはずなのに、言い訳していた。今日の朝はぐずっている息子を何とかあやして寝かせることに成功したので、洗濯機の上の突っ張り棒に干したままだったリュックサックを降ろし、玄関近くの壁際に静かに並んでいたペットボトル達を久しぶりに動かした。リュックサックにボトルを詰める時に、ペットボトルが少し凹む音がするので、寝息を立てている息子が起きるかどうかという緊張感あるトレーニングになった。

 多くの人がそうするように、筋トレ終わりにはプロテインを飲んでいる。ドラッグストアのプライベートブランドのチョコレート味をいつも購入して、牛乳とりんごジュースを混ぜ合わせている。まとまった量のタンパク質はそれで摂取できるけど、筋肉を増やして結果的に体重も増やしたいので、一回のプロテインだけでは1日全体での必要量には程遠いと薄々感じていた。僕の体重は現在約85kg。体重1kgに対して2〜3gのタンパク質の摂取が望ましい。筋肉以外の身体のパーツにもタンパク質は使われているから、最低限以上に筋肉を大きくする為に必要な量だろう。

 プロテイン以外にも僕は朝昼晩の3食を食べる。間食を時々するが、それらの食事で自分がどれだけタンパク質を摂取しているのかを記録した事は今までほとんどなかった。思い立ってパソコンを開き、タンパク質を記録する為のスプレッドシートを作ってみた。品目と食べた量、そしてその中でのタンパク質の含有量を調べて書いた。細々とした物を摂取し続けて夕方頃にやっとタンパク質の合計が100gを超えたが、食品の量=タンパク質の量ではないので、200gや300gを一つの栄養素だけで摂取する事のハードルをとても大きく感じた。

 結論から言うと、今日僕が摂取できたタンパク質の総量は145.8gだった。体重1kgに対して1g以上は取れたけど、200gまで残り50g以上も足りない。毎日ヒレステーキを食べ続けるわけにもいかないので、明日は今日食べなかった鳥のささみを追加する。何とか習慣的に200gは取れるように工夫したい。もちろんタンパク質だけ摂取していればいいはずがなく、定期的なトレーニングと適切な休養も必須だ。毎日同じ時間に寝て同じ時間に起き続けるのは、生活スタイルの変化によって維持し続けるのは難しい。例えば子育てをしていて、不規則な子どものリズムに合わせようとすると、どうしてもまとまった睡眠時間を確保する事も工夫が必要になるように。

 「父親にしかできないこと」は何だろうと考え続けているけど、そもそも既に彼にとっては世界でたったひとりの父親であるのだから、それ以上何か望む必要があるのかとも思っている。自分が筋トレをするのは、鍛えられた身体がかっこいいと信じているからで、息子にも何か自分がかっこいいと思えるものを見つけてほしいと思う。筋トレでなくてもいい。ただ運動することは色々とメリットがあるから、身体を動かすことを嫌いにはなってほしくない。最終的には彼が決めることだが。かっこいいと思える自分を目指す僕の姿から、何かを感じ取ってくれたら嬉しい。

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