ささみ、豆腐
髪の毛がだいぶ伸びている。職場の上司とオンラインで短いミーティングをした時に指摘された。指摘されたと言うとまるで何かまずい事をしたような響きだけど、職場の頭髪に関するルールには「髪の毛は伸びすぎてはいけない」というものはないので全く問題ない。それだけ在宅勤務になってから時間が経ったというわかりやすい目安になっているということだろう。今日も腕立て伏せをやった。最近ペットボトルの重りを増やしたばかりだったが、トレーニング前に体重を計ると90kgを超えていた。100kgを目指している。
目標体重を100kgに設定しているのは、何か綿密な計算や科学的な知識を活用しているわけではない。一番の理由は、100kgでマッチョならかっこいいという自分が思い描くイメージだ。ちなみに今は体重を記録しているが体脂肪率は細かく管理していないので、ただの肥満にならないように気を付けたい。トレーニングで、腕立て伏せが終わった後はプランクを2分やって、その後はトートバッグにペットボトルを詰めてアームカールを行っている。
トレーニングではできる限りの負荷を掛けて筋肉を追い込む。そしてその後の栄養補給も欠かせない。僕はいつも牛乳、りんごジュースとドラッグストアのプライベートブランドのプロテインをシェイカーに入れて混ぜて飲んでいる。プロテインはチョコレート味で溶けやすいが、シェイカーの淵や内側に残ったものも身体に取り入れたいので、3回くらいに分けて少量の水を追加し薄くなったものまで飲んでいる。これをしなかったとして、どれぐらい取りこぼしているのか正確にはわからない。あくまでも僕自身の気持ちの問題が大きい。
プロテイン以外の主なタンパク質の補給源はささみと豆腐だ。ささみは近くのスーパーで安売りしている時に買っている。筋を取るのが少し手間なのだけど、取ってしまえば、後は冷凍して毎日少しずつ食べている。買ったその日に食べる分は火を通してもしっとりしているのだけど、解凍したささみは少し水分が抜けているようで、しっとりとはいかない。かと言って火はしっかり通したいので、細かくしてサラダに入れたりする。サラダともう一つ、カレーにもささみを入れている。さっぱりしている方が僕はカレーが食べやすいのでそうしている。豆腐はそもそも通常の献立でもよく使うので、豆腐だけを単体で調理して取ることは少ない。頻繁に作る味噌汁には必ず入れるし、麻婆豆腐は週に1回は必ず作っている。
筋トレを始めたのは10年以上前だ。その頃から鏡を見る癖が付いていた。鏡に限ったわけじゃない。自分の姿が映るものなら何でもそちらに視線を向けてしまう。誰かと一緒にいるとすぐに指摘される。指摘されたからと言って簡単には自分の姿から目を背けられない。なので周りの人はもう何も言わなくなった。そこに映っている自分は紛れもなく今現在の僕だ。未完成ではあるけれど、発展途上であると信じている僕自身だ。