5G iPhoneで、伊勢神宮に行きたい

 iPhone Xを買ってから2年半が経つ。そろそろ新しいiPhoneが欲しい。今秋発売されるであろう新しいiPhoneが気になる。一番注目している点は、5Gに対応するらしいということだ。まだ噂の域を出ないが、今月から日本のNTTドコモ、au、ソフトバンクが本格的に5Gの商用サービスを開始した。合わせて対応端末も同時に発売となった。今現在、世界的にiPhoneどころではない状況だが、それでも新しい技術に早く触れたいと思う。

 大学を卒業し働き始めた頃、周りが次々とスマホに機種変更するのを横目に、ガラケーを使い続けるつもりでいた。カシオの折り畳みケータイを使っていて、カメラが特に気に入っていた。当時は、カメラの画素数主義者で、スマホにしてもカメラ性能は大差ないと思い、スマホを持つ気にはならなかった。ガラケーが最高のパーソナルデバイスだと本気で思っていたから。

 今思えば、無理してガラケーを持ち続けたとしても、どこかのタイミングでスマホに変えていたはずだ。最近はガラケーから機変する人への優遇施策があるし、何よりガラケーの性能では許容できないコンテンツが溢れている。結局僕は、社会人1年目でiPhone5に変えて以来、Macを含めたApple製品にずっとお世話になっている。

 技術の進歩は止まらない。アナログでの音声のやりとりから始まり、メールや写真、動画視聴など提供されるコンテンツが豊富になった。端末は小さく薄くなり、スマホはある意味デバイスとしては完成形となりつつある。5Gはこれまでの4G通信の次世代を担う技術だ。通信速度は理論上100倍、そして遅延が少なくなり、より多くの端末を同時に接続しても安定して通信できるとのことだ。

 5Gについて勉強したくて、在宅勤務の傍ら読書に耽った。今日の1冊は、亀井卓也さんの「5Gビジネス」。5Gについての基礎的な知識に触れながら、ビジネスとどう関わっていくのかが解説されている。約250ページの文庫本で読みやすい。技術的な解説というよりは、5Gが関連産業とどう関わっていくかに焦点を当てて書かれた印象だ。商用サービスが開始されても、対象エリアはしばらく限られる。現在の4Gと同じ感覚で5G通信が利用できるようになるのに数年を要すると言われている。僕がスマホなんて必要ないと思っていたように、5Gが使えなくても困らないと思っている人達もいるだろう。

 通信速度が速くなったら、大容量の動画がストレスなく見れるだろうし、高精細な写真を高精細のままネットにアップロードして共有することもできる。それは今できることの延長線上にあることだ。そして持続的に今後も発展する。5Gと共に今までになかったコンテンツや体験が登場し、僕らの生活が豊かになることを願う。

 5Gが使えるエリアはまだまだ狭い。ドコモのホームページで調べたら、なぜか伊勢神宮がエリア内だった。例年通りに5G対応のiPhoneが発売されるかは何とも言えないが、伊勢神宮のファンとしては何だか嬉しい。新しいiPhoneを手にしての伊勢詣を楽しみに、その時を待ちたい。

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